日常生活で利用する様々なものについては、それを利用するのに最適な温度というものがある事が数多く知られています。そのため、色々なものを活用する際においては、適正な温度に設定するとともに、その温度になっているかどうかという温度管理を行うことが重要になってきます。この温度管理の方法についてはさまざまなものがありますが、温度域によりそれぞれ装置が異なります。高温にするのであれば加熱が必要ですし、低温であれば冷却が必要になってきます。
このような事から、温度管理を行う際にはどのような温度帯で使用するかということをまず考える必要があります。適切な方法を用いないと、せっかくの性能が出せないということはよくあることです。温度を管理する場合の分岐点となるのが、室温よりも高いか低いかということです。なぜならば、室温というのは周りの多くのものがそのようになっていますので、室温に近ければ近いほど多くのエネルギーを必要とせず定めることが可能になるからです。
これに対し室温よりも高い温度で管理をしようとすれば、常に熱エネルギーを加え続けなければなりません。そのため、温度を一定に保つためのエネルギーコストについてもあらかじめ考えておく必要があります。温度が室温より低い場合には、常に対象物から熱エネルギーを除去するという操作が必要になってきます。そのため、ここでもエネルギーが必要となるわけです。
両方の場合について、室温から離れれば離れるほど、エネルギーを外からかける必要が出てきます。