温度計といえばアナログなタイプとデジタルなタイプに分けられますが、いずれも衝撃を与えたり急激な温度変化にさらさないことが取り扱いにおける基本です。衝撃を与えるとセンサーが損傷して精度が低下したり、最悪壊れてしまって明らかにおかしい数値を示すようになります。温度変化も温度計にとっては衝撃の一種で、加熱だけでなく冷却においても、急激な変化がセンサーにダメージを与えてしまうので注意です。市販の一般家庭用は製造時の精度を保証していますが、使用中の精度は誤差が大きくなるケースが少なくないです。
というのも、温度計は使い方によって容易にセンサーが狂い始めますし、一般的な使用において厳密な運用を行うのは難しいからです。温度計を購入したら、マニュアルを確認して問題なく精度が出ているかチェックすることをおすすめします。理想的なのは同一の製品を複数購入して、相対的に狂いが小さいものを選別して使用する運用です。ただし、使用中にセンサーが狂い始めたり誤差が大きくなることは十分に考えられるので、常に最低でも3個は運用した方が良さそうです。
温度計をいくつも使用せず、1つだけで信頼性の高い運用を行いたいのであれば、高精度で校正に対応するセンサーを備える、業務用を購入するのが正解です。出荷前に検査や校正済みの製品であればなお良いですし、長期保証や一定期間、あるいは一定回数の無料校正がつく製品なら、安心して使い続けることが可能です。温度計のセンサーのことならこちら