湿度計の様々なセンサーと運用のポイント

湿度計と一口に言っても、センサーが内蔵されているものや外付けタイプ、電話の子機のように親機と連携するものもあります。一般的に市販されている湿度計はセンサー内蔵タイプで、本体を設置するだけで簡単に使えるのが特徴です。接続などの手間がなく、また外部にデリケートな部分があらわれない作りですから、誰にとっても扱いやすく手違いによる故障の心配が少なくて安心です。一方、外付けタイプはセンサーが本体と分かれており、使用する際に接続するタイプの湿度計です。

交換可能でメンテナンスしやすいのがメリットで、取り扱いに多少神経は使うものの、万が一壊れてしまっても本体ごと買い換えずに済むことが多いです。近年は複数のポイントの湿度を一箇所で確認したいというニーズに応える、親機と子機が分離しているタイプが増えています。必要な数だけ子機を購入できて追加も可能なので運用の柔軟性が高く、少しずつ買い足していけるのも魅力です。子機が故障しても壊れたものだけ交換可能ですから、本体とセンサーが一体になっている湿度計よりも、長い目で見れば長期的に使える可能性があります。

ただ子機ごとに電池が必要だったり、設置場所まで出向いて交換しなくてはいけないのは手間ですしデメリットだといえます。湿度計は信頼性の高い製品なら単体でも信用できますが、比較的安価で手ごろな商品はセンサーの精度や品質がそれなりなので、同一メーカーや同一製品を複数買い揃えるよりも、異なるメーカーや商品を買い揃えて相対的に運用した方が結果的に精度が高まります。